ALOHA&HULA 令和7年7月

(弊社コラム『こんにちはスペースツーワンです』令和7年7月号の記事です)

 じめっとした季節が過ぎると、いよいよサマーシーズンです!
カラッとした夏の風は気持ちいいですが、日本の夏はなかなかそうはいかないですね。 
ましてや、ここのところは“暑すぎる夏”が定番に。ちょっと困ったものです・・・。そんな夏に心地よいハワイの風をお部屋で感じる、ハワイアンキルトを楽しんでみてはいかがでしょう?

 ハワイアンキルトは19世紀初頭にアメリカ本土からやってきたキリスト教宣教師の妻たちが、ハワイの女性たちに布地と縫製を教え、パッチワークキルトが伝えられたといわれています。
シンメトリー・左右対称がハワイアンキルト最大の特徴で、デザインの始まりは、庭に干してあった白いシーツに、レフアの木の葉の影が映っていたことからインスピレーションを得たという説があり、モチーフにはハイビスカスやプルメリア、パイナップル、ホヌ(カメ)など、ハワイの植物や動物が多いのも特徴です。

 ハワイアンキルトは、小さな端切れを幾何学模様に縫い合わせるアメリカのパッチワークキルトと違って、土台となる一枚の布にモチーフを縫い付ける手法がとられています。
パッチワークキルトが伝えられた当時、ハワイの人々は「カパという木の皮で作られたものを身体にまとっていました。
布地はとても貴重だったので、ハワイにはアメリカのような生地の切れ端が存在しなかったみたいです。
 大きな布をわざわざ小さく切って、また縫い合わせるという手法でキルトを作り、それが現在の布地をふんだんに使ったハワイアンキルトの誕生につながったと考えられています。

 手間ひまをかけて、一針一針手で縫い上げるハワイアンキルトには、作る人のマナ(生命に宿る力)や、モチーフにした自然の精霊が宿るといわれ、作り手から子へ、そして子から孫へとハワイでは代々受け継がれているそうです。(少し涼しくなりました?WWW)
★次回のHULAステージは2025年10月の高槻・安満遺跡公園です。

鳥居靖三 MAHALO

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