今月のALOHA&HULA 令和6年6月

(弊社コラム『こんにちはスペースツーワンです』令和6年6月号の記事です)

 季節はもう初夏を迎えますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 私はスペースツーワンの代表となってから初めての事業年度を5月に終えて少しホッとしております。おかげさまで、日々に現場⇔事務所、事務所⇔現場と忙しく動き回っていますが、センチュリータウンのお客様を初め、日ごろお世話になっているお客様のご相談を聞かせていただく機会も増えてきました。私自身、今までの経験を生かして皆様のお役に立てればと新たな気持ちでおります。
 6月中旬には、新しいメンバーも加入しますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 ところで、「落語」は好きですか?   最近お笑い芸人は職業的にも人気があるようで、「M-1」・「R-1」なんかの賞レースやコントの番組も数多くテレビで目にします。なんとなく昭和な世代の私は寄席番組が好きなんですが・・・。(今は寄席・演芸番組が少なくなりました)

なかでも学生時代からの推しが桂枝雀さん。「枝雀寄席(1979年放送開始)」はよく観ていました。 古典落語から創作落語まで飄々と演じる枝雀さん。
ハワイやロサンゼルスで英語落語の公演をしたのも有名なお話。
一番好きな演目は『地獄八景亡者戯』 天保年間に起源があるとされるこの演目は数々の噺家に演じられ、大きく前半と後半に分かれる全編は1時間以上の大ネタです。(サンケイホール独演会はDVDになっています)

~サバの刺身を食べて食当たりで死んだ喜六が、冥土への旅路で先に亡くなった伊勢屋のご隠居と再会するところから始まり。二人の次に芸者や舞妓・仲居や幇間を引き連れた若旦那の一行が現れ、賽の河原、三途の川渡り、六道の辻、閻魔の庁などおなじみの地獄の風景が、登場人物が入れ替わりつつ描写されます。最初に登場する喜六の他、居並ぶ一同に閻魔大王の裁定が下される所までがだいたい前半。
閻魔大王の裁定により、一同の中から4人の男——山伏「螺尾福海(ほらお・ふくかい)」(「ホラを吹くかい」のもじり)・軽業師「和屋竹の野良一(わやたけ・の・のらいち)」(実在の軽業師・早竹虎吉のもじりで、『軽業』の登場人物)・歯抜師「松井泉水(まつい・せんすい)」(実在の大道芸人・松井源水のもじり)・医者「山井養仙(やまい・ようせん)」(「病良うせん」のもじりで、『泳ぎの医者』などにも出てくる名前)——が地獄行きとなり、後半はその4人と地獄の鬼や閻魔との滑稽なやり取り。4人が4人とも曲者揃いで、あれやこれやの手を使って鬼たちを困らせます。~

(引用:ウィキペディア)

というお話。 枝雀さんのサゲは、地獄の閻魔が嘘をついて鬼に舌を抜かれるという“どんでん”のサゲ。枝雀さん独特のサゲ手法“どんでん”はお見事です。

 この前、お昼の定食をいただくお店で寄席があるということで、久々に落語を聞ける機会、是非にと足を運びました。噺家さんがどんな方かはあまり調べずに行ってみると、「桂りょうば」さんとのこと。その時に知ったのですがなんと桂りょうばさんは、枝雀さんの息子さん。ビックリです。これこそ“どんでん”でした(笑)

鳥居靖三 MAHALO

★次回のHULAステージは8月30日高槻トリシマホールです。

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